名古屋アベック殺人事件

1988年2月22日・愛知

 残忍極まりない事件だが、犯行に及んだ少年たちは、主犯格の男(当時19歳)を除いて全員社会に復帰している。
 犯罪に加わった少年たちは男女6人。少年たちは、当時名古屋栄のテレビ塔前の噴水前にたむろしていた通称「噴水族」と呼ばれた不良グループで、その日は誰かが「バッカンをやろう」と言い出した。バッカンとはアベックを襲って金品を強奪することだ。6人は2台の車に乗り込んで名古屋埠頭に向かい、2組のアベックから8万円余りを巻き上げると、次の獲物を探して今度は、緑区にある大高緑地公園の駐車場へ向かった。
 駐車場に1台の乗用車が停まっていた。中には男性(19)と女性(20)が乗っていた。
 シンナーでラリっていた6人はその車を取り囲むと、鉄パイプや木刀で車体を殴りつけ、男性を引きずり出し、さらに滅多打ちにした。さらに車内で怯えきっていた女性を連れ出し、公園内で代わる代わる強姦した。タバコの火を押し付け、髪の毛を焼き、陰部にシンナーを掛けられ、殴られ、女性は放心状態だったという。
 その後、6人は「顔を見られているから警察にタレ込まれる」と言うおそれから、2人を殺害することにした。
 殺害方法は鬼畜さながらである。まず、男性の首にロープを巻きつけ、両方で綱引きのように引き合った。男性が死亡すると、2人の遺体を隠す穴を掘り、それまで車に監禁していた女性を連れてくると、今度は女性の首にロープを巻きつけた。この直前、死を察した女性は、男性と一緒に埋めてもらえるように頼んだ。
 少年らは再び、死の綱引きを始めた。
 残虐極まりない仕打ちを受けて殺された2人の被害者。それから、20年の年月が経過し、無期懲役が確定した現在41歳になる主犯格の男のみが服役している。果たして、少年法とはなんなのだろうか。


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