1/11ページ目 ふたりは重なり見つめあっていた、淫らな体温をした重力とソファが軋る。 「見ちゃやだ……」 小さな声で抵抗にもならないような抵抗を見せて、真依はさらに彼のTシャツを引っ張った。 太股をじりじりと、上に向かってゆびが這う。 「ほんとは見て欲しいから、無防備なんじゃねぇの?」 痛いところを突いて笑い、屡薇は彼女の首筋へとキスをする。 不思議と今夜はすでに、このまま素直に彼に甘えてしまいたい気持ちが勝っている。 先日、綾瀬に対して怒ってくれた内容が真依にとってはあまりにも嬉しすぎて、素直に甘えることで「ありがとう」を改めて伝えたかった。 「……っん…っ、あ…っ、」 首筋からだんだんと全身がぞくぞくさせられ、彼の言う通り無防備な状態の真依はぎゅっとTシャツの裾を握りしめる。 そのゆびと、這い上がったゆびが不意にぶつかり、すごくドキドキさせられる。 「可愛い声で“やだ”って言われることって……無性にしてやりたくなるんだよね、わかる?」 ぶつかったゆびをゆびでなぞって弄くり、ふっとくちびるを離した屡薇は彼女を見下ろし確かめた。 ごくりと息を呑んだ真依は、おもむろに頷いた。 「へえ……わかっててやってるんだ?」 彼は面白そうにくちづけを落とし、ゆびにゆびを絡めた。 そうやって、たった一枚の着衣を乱そうと目論んでいる、ゆびはTシャツから引き剥がされてゆく。 「どうしたの?今日はやけに素直だね?」 そして屡薇は率直に問いかけ、耳もとにキスをした。 「だ…っ、だって…っ、」 ビクビクといやらしい反応を示しながら、真依は甘ったるく声を上げる。 「屡薇くんに“ありがとう”ってっ……いっぱい言いたいんだもん…っ、」 おまけに、彼女の素直さはデレの領域に達していた。 嘘偽りなく応えると、するりと、ゆびが全てTシャツから引き剥がされる。 「うっわ、ちょっとマジで可愛すぎるわ……」 堪らなくなった屡薇はTシャツを敢えて大胆に捲り上げることはせず、ゆびを忍ばせるようにしてまずは触れてみた。 ヌルヌルとした愛液がたっぷりと纏わりつき、ラビアは熱くなっている。 「しかも躰やばいね、何でこんなに濡れてんの?」 なめらかにゆびを動かし音を聞かせながら、彼はだんだんと割れ目を開いていった。 すっかり膨らんでいたため、安易に開花される。 「あ…んっ、ん…っ、」 貴方のTシャツ着てるから……と返すより早く、真依の口からは喘ぎが零れた。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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