1/11ページ目 キッチンには艶かしいリップ音が響いていた。 対面式なため、その音たちはリビングへも漂う。 「やめて……ってば…っ、あ…っ、や…っ、」 再度抵抗を見せようとした真依の手は呆気なく振り払われ、パンツが露になった。 それはすでに濡れて愛液が染みており、羞恥に駆られる彼女は不服そうに脚をもじもじさせている。 「びしょびしょになってるけど、本気で止めて欲しいの?」 項にキスをしていた屡薇はふとくちびるを放し、卑猥な染みが広がるパンツに視線を落とした。 そう確かめられてしまうと、真依は返答に困る、確かにびしょびしょになっているおかげで本気で止めて欲しいとはこれっぽっちも思っていない。 止められる気が自分でもしないから、屈辱的になる。 でも、屈辱的な状況もつまるところは全て悦楽だった。 「答えらんねえってことは……続けていいんだよね?」 笑って吹き掛けた屡薇はパンツのうえからラビアを撫で始めた。 「あ…っんっ、くすぐったい…っ、」 ふるっと躰をふるわせた真依は甘ったるくなりゆく声で、訴える。 続けてはいけない、とは、答えていない。 クシュクシュッ…クチュッ… やわらかくパンツを掴まれたりして、どんどん割れ目を開かれた。 「熱くなって膨れてるよ?真依さん……」 首筋にくちびるを滑らせて、屡薇は囁く。 いちいち言わなくていい!と叱りつける余裕は生憎、今の真依にはない。 「んっ…やっ、開いちゃう…っ、」 「うん、だって俺が開かせてんだもん、」 すっかり彼のペースで気に入らなくはあるものの、ものすごくドキドキして抗う気持ちが起こらない。 求める気持ちなら、沸き上がってくる。 屡薇は丁寧にラビアを拡げて、濡れたパンツをずらし直にクリトリスへと触れた。 「ああ…っんっ、」 少し弾かれると真依は感じて嬌声を上げ、ますますクリトリスを膨らませる。 敏感な場所は愛液でとろとろになり、彼のゆびと細やかな糸で繋がる。 甘いのはスイカの匂いなのかふたりの雰囲気なのか、よくわからなくなっている。 「今日の真依さん、やけに素直じゃね?どうしたの?」 アルコールにも媚薬にも頼っていない屡薇は彼女の素直さに、めちゃくちゃ興奮していた。 我慢できなくてキッチンで抱きしめてしまったので、もっと怒られるくらいの覚悟をしてはいた、ちょっとだけ。 覚悟をしていてもやはり我慢は限界で、ここでいけるところまでいくつもりだった。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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