※※第319話:Make Love(&Love philter).194
1/11ページ目
















 …――――――ベッドに繋がれた鎖は体液に塗れてぐっしょりになる、それは乾くことを知らない。
 乱れきったシーツもどこまでも濡れてゆく、軋るベッドの上、快楽の果てはとうに越えていた。
 あとは昇り詰めるしかない。




 「や…っあっ、も…っ、……挿らな…っ、あ…っ、」
 ふるえたナナは掠れた声で振り絞り、脚をきつく掴まれる。
 もう挿らないと訴えようとも、後ろから彼はもう深く挿れられてしまっている。
 縛り上げられ逃げることは許されない、寝ても覚めても、何度でも、中出しをされている。

 「嘘つくんじゃねぇよ、いくらでも挿んだろうが……」
 容赦なく彼女の嘘を一蹴し、薔は腰を振った。
 「あっあっあっあっ…やっ、あんっあっあああっ…っ!」
 好き放題突かれて善がるナナは狂ったように喘ぐ。

 彼に閉じ込められて、犯され始めてからの時間の感覚はすっかり麻痺してしまった。
 このまま閉じ込められていたいとどうしても願ってしまう自分は、どうかしているのか。
 愛しあっているのならこれこそが、まっとうな道なのか。

 肌には無数の、独占欲が刻み込まれている。




 「……どこにも行くなよ?ナナ……おまえには俺だけだ……」
 裸の肩を妖しく愛撫し、囁いた薔は動きを速めた。
 項にくちびるが触れて、またひとつキスの痕が残される。

 「んっあっあっああっっ!?あああ――――――…っっ、」
 そんなことわかりきっているのに、改めて言われると悦びを隠せない淫らな躰がある。
 ナナは鎖を手首に食い込ませ、彼に溢れた最奥を突き上げられる。

 「ここからは逃げらんねぇよ、俺も……おまえも……」
 不敵に、どこか狂気的に微笑むと、薔は彼女の首筋を甘噛みした。
 美しすぎる毒牙を持つ、彼こそがヴァンパイアのようにナナを完全に支配していた。













 「こぉぉんな感じかなぁぁ……」
 勝手に監禁妄想を膨らませていたこけしちゃんは、ファミレスにてニコニコとレモンティーを飲んだ。

 「こんな感じ?」
 招集をかけられた醐留権先生と羚亜と愛羅は、訝しげな表情になる。

 いきなりの狂気エロで始まりましたが、こけしちゃんの脳内で描かれていたことでした。
 只今ファミレスにて、“ナナちゃんを救出するためのデート作戦会議”が執り行われている、夕食の前にとりあえずドリンクバーともりもりポテトフライを注文して(会計は醐留権持ち)。
 ちなみに明後日からは世間的にはお盆休みで、時間に余裕のできるゾーラ先生は彼女をいかがわしいことに誘う絶好の機会だとも思っている。

[指定ページを開く]

次n→ 

<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。



[ホムペ作成][新着記事]
[編集]

無料ホームページ作成は@peps!
無料ホムペ素材も超充実ァ