1/11ページ目 カーテンに隠された外は明るくなりかけている。 「……んんん…?」 朝、おもむろにナナは目を覚ました。 今日は天気予報はのちに雨で、わくわくザザえもんワールド展はいったんお預けとなっていた。 なのでもっとゆっくり寝ていられるはずが、だいぶ早くに目を覚ましてしまった。 いつも傍にあるはずの安定感がなく、ぼんやりしながらも顔をしかめたナナはゆっくりと起き上がる。 そんな彼女の隣で、薔は彼女の枕を抱きしめ静かに眠っていた。 (このっ……枕め……) 自分の枕に嫉妬をしたナナは枕をえいっとグーで殴ろうとしたものの、彼を起こさないようにして殴るのは至難のわざだった。 定位置を奪われたままで、余計に嫉妬心が沸き上がる。 そのうちに、彼の美しすぎる寝顔に魅せられたナナは危うく涎を垂らしそうになった。 よくよく考えてみると、結局抱きしめるにしても“彼女の”枕なので、なんかすごい可愛い。 可愛いんだけれど枕を抱きしめている腕はとても頼もしく、見惚れてしまった。 朝からめちゃくちゃ幸せな気分に満たされたナナは、また横になりぞんぶんに彼の寝顔を見つめていようと思い立った。 心持ちは朝からやや変態寄りです。 なるべく音を立てないよう、ベッドを軋ませないよう努め、横になろうとする。 そろそろと、慎重に。 ところが、途中でびくんと躰をふるわせたナナは、それ以上動けなくなってしまった。 (あ…っ、……どうしよ…っ、) 頬を火照らせ困惑していると、やけに硬くなった乳首がパジャマの下からくっきりと迫り出しているのも見えた。 体内がたちまち、熱くなる。 昨夜はベッドに入ってからも、激しく抱かれて、意識を飛ばすようにして眠りに就いた。 そのため、中に残っていた彼のが溢れてきてしまっていた。 蟻の戸渡りをとろとろにして、脚まで伝い落ちてゆく。 朝からこんな悪戯な愛撫をされると、もともと淫乱な躰は我慢ができなくなる。 支配はずっと続いていたことを思い知らされ、奥まで彼を咥え込んでいる感覚が瞬時に甦る。 子宮が、物欲しそうに疼いた。 「……っん…っ、」 ナナはお尻に力を入れて膣を締めてみたが、キュウッ……と狭くなった弾みで押し留まるどころか余計に溢れてくる。 興奮のあまり自ら生み出す蜜も混ざり、朝っぱらからアソコはぐしょ濡れになっていた。 乳首はますます膨らんで突起し、心なしか胸の辺りだけパジャマがきつくなったように思えた。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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