2/12ページ目 「あああのですねっ、あんな起こし方をされると……困るんですけどっ…!」 朝食の準備を手伝いながら、ナナは真っ赤になっていた。 「つまりは毎日でもやってほしいってことだろ?」 手際よく準備を進めてゆく薔は平然と返す。 「あっ、すみません!薔にとってはそうなると思います!」 「つうかおまえいい加減、手ぇ動かせよ。」 「あああっ、すみません!」 自分の言い方が悪かったんだか良かったんだかを理解できたナナはさらに真っ赤となり、内心面白がっている薔は呆れた様子で彼女を促す。 夢とは打って変わって、平穏な土曜日がやってまいりました。 ナナは起こしてもらう際に悪戯っぽく愛撫された場所が疼いてしまって、どうせなら一度くらいはイかせてほしかったくらいで、じれったくてもじもじしている。 しかも、自分は相当ないい夢を見ているように眠っていたらしい、夢の内容を覚えているナナは内容が内容なために余計に恥ずかしくなり羞恥を高めていた。 あんなにも切羽詰まった夢でも、彼の手にかかれば瑞夢になってしまう。 ナナは言われた通りに手を動かしながら、止めようと思っても濡れてしまうソコをどうにかしてほしくて仕方なくなっていた。 「………………。」 健気なその姿を見ていた薔は見事に触発されてしまい、我慢がならなくなった。 時間に余裕があることをちゃんと知っている彼は無性に意地悪がしたくなってくる。 「……なあ、おまえ……そんなんで学校行けんのか?」 ふと、俯き加減に手を動かしている彼女の耳もと、薔は吹き掛けた。 「ひゃ…っ!?」 あからさまな反応を見せたナナは声や息だけで腰が砕けそうになり、慌てて調理台に掴まる。 「もう少しだけなら弄ってやってもいい、」 朝っぱらから安定の妖しさで微笑みかけた薔は手を洗い、無造作にタオルを引っ張ってきた。 「だ…っ、ダメです…っ、困ります…っ!」 “もう少しだけ”というのがどこまでなのかわからないナナはまず、彼のきれいなゆびが水で濡れている様に興奮していた。 素早く拭った薔はタオルをもとの場所へ放って戻し、お構いなしに抱き寄せてくる。 「困るから……されてぇんだろ?さっきもそう言った……」 スカートをたくし上げて、彼は下着越しに秘部を撫でていった。 「あ…っあっ、あ…っん…あっ、」 腰をビクビクと跳ねさせて、ナナは今度はきゅっと愛おしいシャツを掴む。 ヌグヌグッ、クチュッッ…ンッ――… ゆびはなめらかに蜜を絡めて、ただの水とは違った淫らな煌めきを帯びる。 「もしかして、えっちな夢でも見てた?」 音を聞かせて刺激しながら、あたまをよしよししている薔は笑って痛いところを突いてきた。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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