高木政人


高木政人

高木政人(たかぎまさと 1961年生)
 [スーツアクター]


 1980年代初期から中期にかけて、「大野剣友会」所属の若手のホープとして頭角を現し、小柄だった事から斎藤由貴や南野陽子の吹き替えを演じた『スケバン刑事シリーズ』(1985〜1986年)での繊細で基本に忠実なアクションや、『バッテンロボ丸』のロボ丸のスーツを着て、様々なアクションをこなしてみせる等、当時のプロデューサー平山亨は高木の演技を絶賛したという。代表作である『ペットントン』では、当時話題となった「E.T.」をモチーフにした1.5頭身・110センチの主役・ペットントンのスーツに入り、中腰の状態で入らざるを得ず、脚がほとんど動かない為移動する事も厳しい上に、長くて扱いにくい腕をしている為、動くだけでも大変で過酷な状況の中で、内部で中腰姿勢のまま歩いたり、軽快な動きでスケートボードに乗るスタントを見せたり、全身を使ってペットントンの感情(喜怒哀楽)を表現する等、その天才ぶりを見せつけた。

 現場の片隅で稽古をつけたり、食事の世話をしたりと後輩の面倒見も良く、憎めないいたずらをしては現場を和ませるお茶目なところのある人物で、大野剣友会二代目代表の岡田勝も期待し、結婚して子供も授かる等順風満帆な中の1986年1月10日、『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』の撮影にバイクで向かう途中、突然開いた前の車両をドアを避けようとして交通事故に遭い、治療のかいなく翌々日の1月12日に24歳の若さで亡くなった。期待していた天才の夭折に岡田勝は人目を憚らずに号泣したといわれている。

 1986年1月12日死去(享年24)





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