1/1ページ目 サ「今日も頑張ったなーピカチュウ!」 ピ「ピカピカ!」 親友のピカチュウと じゃれあうサトシ。 あたしの大好きな人。 いつからだろう…。 サトシのこと、こんなに愛しく感じるようになったのは。 あの真っ直ぐな瞳、 可愛い笑顔。 そしてなにより一生懸命なところ。 そんな彼と一緒に旅をしているうち、 いつの間にか大好きになっちゃったみたい。 サトシといると 本当に楽しくて。 時間があっという間に過ぎる。 ただ、一つ問題がある。 サトシは、かなりの鈍感。 そりゃ、あたしだって 好きだなんて言える勇気がないから。 気づいてほしいなんて 考えが甘いのかもしれないけど…。 いつか、あたしが 「サトシと出会えてよかった…」 なんてドキドキしながら やっと言えたときも 「ま−な、一人じゃ道に迷っちゃうし、タケシの飯も美味いしな!」 なんて…。 ほんと、おこちゃまなんだから! そんなある日、あたしたちは湖のほとりで休憩していた。 あたしはバッグから水筒を取り出し、 水を飲んでいた。 するとサトシが サ「ヒカリ−!それ、一口くれよ!俺もう喉カラカラだぜ〜!!」 あたしはドキッとした。 それって… 間接キスってコト!? ヒ「あっ…う、うん。はいっ!」 あたしはサトシに 水筒を渡した。 けれど、サトシの顔を 見ることができなかった。 水筒の水を一気に飲み干すサトシ。 サ「あ−!うまかった!ありがとう、ヒカリ!」 ヒ「う、うん…って、もうあたしが飲むお水ないじゃない!!」 サ「ああ、ごめんごめん!」 ヒ「も〜…」 なんて言いながら、 あたしは水筒の飲み口にそっと唇をつけた。 まだ生暖かい感触が残っていた。 …あたしはこんなに ドキドキしてるのに、 サトシにとっては なんでもないんだ…。 そう思うと少し、 胸がちくちくした。 そのとき ヒ「きゃああっ!!」 立ち上がった瞬間 つまずいたあたしは 体が湖のほうに 投げ出された。 ―落ちる!!!! そう思った瞬間 サ「危ないっ!!」 サトシが急にあたしをうしろから抱きしめた。 ―え? サトシが強く抱きしめたため、 あたしは陸に引き戻されていた。 サ「あっぶないとこだったなぁ−…ヒカリ、気をつけろよ!」 ヒ「あ…」 あたしはドキドキして 言葉が出なかった。 ただ、サトシを見つめるので 精一杯だった。 危ないって… もう、サトシってば! …こっちのが危ないわよ 何事もなかったのように スタスタと歩き出すサトシ。 ほんっとに、もう! 何考えてるのか全っ然わかんない… けど、そんな鈍感な あなたが大好き。 いつか、あたしのキモチ 気づいてよね? end [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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